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【重要】EU向け150ユーロ以下のSpeedPAKにおけるDDP発送必須化のお知らせ

更新日:2026年6月29日


EU関税制度改革(EU Customs Reform)に伴う「eBay SpeedPAK(以下SpeedPAK)」の配送要件変更について重要なご案内をいたします。
EU向けにSpeedPAKを利用して発送されるセラーの皆さまにおかれましては、必ず内容をご確認いただき、必要なご準備をお願い申し上げます。

SpeedPAKサービスに関する変更の概要

【DDP導入の背景と目的】

2026年7月1日(水)より、EU域外から直送される150ユーロ以下の小口荷物はこれまでの免税措置が廃止となり、品目(関税細分類コード:以下、HSコード)ごとに一律3ユーロの関税が課されることになります。

この新関税ルールの導入に伴い、SpeedPAKサービスでは2026年6月22日(月)より順次DDP(関税元払い)必須となります。申告価格が150ユーロ以下の小口貨物をSpeedPAKでEU向けに発送する場合、DDPでの発送が必須となります。

SpeedPAKでのDDP導入により、バイヤーは追加の関税や通関手続きによる遅延を避けることが可能となり、安心して購入いただける環境を整えることができます。これにより、以下の効果が期待できます。

  • バイヤー体験の向上(予期せぬ費用の発生や配送遅延の防止)
  • Item not received(商品未着)ケースの削減

【DDP適用の対象範囲】

対象セラー

SpeedPAKを利用してEU向けに発送するセラー

対象貨物

送料を除く申告単価が150ユーロ以下の貨物
※既存の出品も対象となります。

対象サービス

・eBay SpeedPAK - Ship via FedEx / DHL
・eBay SpeedPAK - Ship via FedEx @ International Connect Plus
・eBay SpeedPAK Economy

※DDP(Delivered Duty Paid)とは:
関税・税金などがセラー側で処理される配送方式です。バイヤーは商品受け取り時に追加費用を支払う必要がありません。

EU向けの配送方法ごとの要件一覧

※金額の判定基準:送料を除く申告価格額

配送サービス

開始時期

150ユーロ以下の場合
(150ユーロを含む)

150ユーロを
超える場合

eBay SpeedPAK-DHL / FedExおよび、FedEx @ International Connect Plus

2026年6月26日(金)0:00以降にCPaSSでラベル作成する発送分
※日本時間

DDP(関税元払い)が必須

DDPまたは DDUを選択可能

eBay SpeedPAK Economy

2026年6月22日(月)0:00以降にCPaSSでラベル作成する発送分
※日本時間

DDP(関税元払い)が必須

引き続き利用不可

※SpeedPAK Economy:EUへの発送はドイツのみ利用可能です。
※適用開始日時以降にCPaSSでラベルを作成した発送分から適用されます。出品日時や購入日時ではなく、ラベル作成日時が基準となります。

国別の独自手数料(TPC)について

フランス、イタリア、ルーマニア等、一部の国向けの発送では、前述の一律3ユーロの関税とは別に、「税務管理手数料」として各国独自の通関関連手数料(TPC:Tariff Processing Charge)が個別に上乗せされます。

いずれの国も申告価格150ユーロ以下の貨物が対象となります。開始時期および発生する手数料は以下の通りです。

該当国

開始日

手数料

フランス

2026年3月1日から

2 EUR / HSコードごと

イタリア

2026年7月1日から

2 EUR / 1出荷につき固定

ルーマニア

2026年1月1日から

約5 EUR(25 RON)/ 輸入貨物

※イタリア向けのTPCは、今回のSpeedPAK DDP必須化(2026年7月1日のEU関税制度改革)と同じタイミングで開始されます。対象国へ発送されるセラーの皆さまは、これらの手数料も考慮した価格設定をお願いいたします。
詳細はオレンジコネックス社へお問い合わせください。なお、イタリアについては「規制手数料の徴収停止および返金対応について」の案内が出ている場合がありますので、最新情報を併せてご確認ください。

商品ページに表示されるメッセージについて

2026年7月1日(水)よりEU向けの対象商品においては、SpeedPAKを利用することで、バイヤーに対して「関税込み(includes import fees)」といったメッセージが表示される予定です。これにより、バイヤーは安心して商品を購入できるようになり、バイヤー体験や購入率の向上が期待されます。

※メッセージ表示条件:150ユーロ以下の対象商品で、Shipping PolicyにてSpeedPAKの設定をしており、配送先がEU圏である商品に表示されます。

EU DDP includes import fees message

セラーの皆さまにご対応いただきたいこと

EU向け商品の価格・配送方法の確認

150ユーロ以下の対象商品について、SpeedPAKは2026年6月22日(月)以降はDDP発送が必須となります。
関税や手数料を踏まえ、必要に応じて価格設定の見直しをご検討ください。

DDP発送に伴う追加費用(関税や関連手数料など)をどのように価格に反映させるかはセラー様ご自身の判断ですが、関税分をカバーできるよう調整いただくことも可能です。

価格への反映方法(商品価格に含める/送料に含める)については、それぞれメリット・デメリットがあるため、各セラー様の戦略に応じてご判断ください。

【設定の手順】

eBay.com(USサイト)上で、EU向けに送料を調整した新しいShipping Policy(配送ポリシー)を1つ作成し、対象商品に適用します。

※①のポリシー作成手順は、「USサイトから各EU圏サイトに直接出品をしている方」も、「eBaymagをご利用の方」も共通です。

①【共通】USサイト上で「専用のShipping Policy」を新規作成する

USサイト(eBay.com)のBusiness Policiesから、新しいShipping Policyを作成します。

★Worldwide + Rate Table(配送料金表)での設定方法
EU以外の国にはこれまでの送料設定を適用しつつ、EU圏だけをピンポイントで柔軟に調整する設定手順です。

EU向け送料設定手順

Step 1:Worldwideの基本送料を設定する
「Worldwide」を選択し、基本となる世界共通の送料を設定します。

Worldwideの基本送料設定

Step 2:Rate TableでEurope(Including UK)を選択し、UKを外す
Rate Tableの設定画面を開き、Europe(Including UK)にチェックを入れます。その際、システム上自動で含まれてしまうUnited Kingdomのチェックは必ず外してください。
※UKは今回のEU税制改革の一律3ユーロ関税の対象外です。

Step 3:EU向けの上乗せ送料を入力する
「3ユーロ+手数料分」を想定した上乗せ額を計算し、入力します。

注意事項

  • ドル建て($)での設定:USサイト上での設定となるため、すべて「ドル建て($)」での価格設定になります。3ユーロ+手数料分を想定して設定してください。
  • DDP(関税元払)表示の条件:バイヤー向けへのDDP表示(“includes import fees / import fees may apply prior to delivery”)は、「150ユーロ以下の対象商品」で「SpeedPAKを選択している」かつ「配送先がEU圏」のときのみ自動で表示されます(EU以外のバイヤーには表示されません)。
  • 配送サービス名に関する注意:「SpeedPAK Expedited」という配送サービス名自体が自動的にDDPを意味するわけではありません。必ず上記の手順で送料の設定を行ってください。

②【eBaymagを使っていない方】USサイトから各EU圏サイトに直接出品をしている場合

eBaymagなどの外部連携ツールを利用せず、USサイト(eBay.com)から直接出品し、海外発送(EU圏含む)を設定している場合は、Seller Hub > Active Listings から対象商品(150ユーロ以下の商品)を選択し、一括編集(Bulk Edit)で、新しく作成したShipping Policyへ変更(紐づけ)してください。

③【eBaymagを使っている方】eBaymag側でポリシーを紐づける

eBaymagをご利用の場合、eBay本体(USサイト)側だけで既存商品のShipping Policyを変更しても、eBaymagの自動同期によって古い設定に上書きされてしまい反映されません。そのため、以下の対応を行ってください。

  • 既存の出品商品:必ず「eBaymagの管理画面」にログインし、対象商品に対して、上記①で新しく作成したShipping Policyの紐づけ(割り当て)を行ってください。
  • 今後の新規出品:出品時にUSサイト上で該当のShipping Policyを設定すれば、以降はeBaymag経由でも自動で正しく適用されます。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

3ユーロの関税はどのように課されますか?

HSコード単位で課されます。同一の貨物に複数商品が入っていても、すべて同じHSコードであれば課金は1回のみです。

VAT(付加価値税)の取り扱いは変わりますか?

いいえ。150ユーロ以下の場合、eBayが引き続きCheckout時にバイヤーに徴収し、IOSS経由で納付します。

DDPの手数料はかかりますか?

詳細はオレンジコネックスジャパンのこちらのページよりご確認ください。

SpeedPAK以外は150ユーロ以下であってもDDUで発送可能ですか?

今回の変更はSpeedPAKのみです。SpeedPAK以外のクーリエをご利用の際は、DDP/DDUの選択はセラー様のご判断となります。配送可否については各キャリアにご確認ください。

今回のEU関税制度およびSpeedPAK配送方法の変更は、UK向け配送の場合にもあてはまりますか?

今回の変更は、SpeedPAKを利用しているEU域外のセラーによるEU向け配送が対象です。そのため、UK向け配送は本変更の対象外です。

送料上限があるカテゴリでDDP対応できません。eBayのシステムで関税を別途請求する方法はありますか?

現在、EU向けのご注文において、eBayのチェックアウト画面で関税を送料とは別項目として表示・徴収する機能はございません。お手数ですが「商品価格に関税見込み額を含める」か「送料上限内に収まる商品に絞って販売する」などのご対応をご検討ください。

150ユーロ以下の商品はSpeedPAKの場合DDP強制とのことですが、これまで通りDDUで発送する方法はありますか?

Shipping PolicyでSpeedPAKを選択している場合、150ユーロ以下の商品は自動的にDDP適用となります。DDUで発送したい場合は、SpeedPAK以外の配送方法をご利用ください。ただし、DDU発送は受取拒否トラブルのリスクが高まるため、SpeedPAKでのDDP発送を強く推奨いたします。

セラーの皆さまには、価格設定や配送方法の見直しなどのご負担をおかけしますが、DDP発送への移行により、通関トラブルやバイヤーからの不満を軽減し、より安定した取引へとつながることが期待されます。
今後、本件に関する追加情報や変更がある場合は、こちらのページでも随時ご案内してまいります。
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

参考リンク

オレンジコネックス社のお知らせ: EU 関税制度改正及び EU27 カ国向け SpeedPAK サービス変更に関するお知らせ


オレンジコネックス社カスタマーサポート窓口

SpeedPAKの料金体系、関税処理手数料、配送条件、通関要件等の詳細については、オレンジコネックス社へ直接お問い合わせください。

日本国内カスタマーサポートホットライン:0800-300-8192 (月~土 9:00-18:00)
カスタマーサポートメールcs.jp@orangeconnex.com
※メール件名に「EU関税に関する問い合わせ」と明記してください。